塾では一般入試に照準を合わせて勉強を教えています。1年や2年、生徒によっては3年といった長い時間をかけて学力をつけるよう指導していきます。
長い時間かけて学力をつけるというのは数学でいえば同じ問題を半年後、一年後に問われても解き方を思いだせるような勉強のやりかたをする、ということであり、公式や解法を単に暗記するだけなく処理一つひとつの意味を理解しながら覚えていくということです。
この点で、中学時代の勉強と全く考えかたが異なるということは生徒諸君と保護者のみなさま、そして入塾を検討している高校生のみなさんとその保護者のかたはよく理解しておいてください。
中学時代は毎回の定期テストを大切にしますが、当塾では定期テストのために時間を作って勉強するというのは基本的にはやりません。
定期テストのために2週間かけて覚えた解き方というのは2週間かけてすっかり忘れます。表面的な理解しかしないため、半年後や一年後に思い出すこともできません。
定期テストごとにいちいち2週間も寄り道していたら一年で10週間、入試までに28週間は時間を無駄にします。
もちろん無駄とは言い切れませんがそれよりはるかに効率よく勉強できるやり方がある以上、無駄。
すでに志望校がB判定など合格が見えている人は私の話を無視してもらってかまいませんが、よくてD判定くらいの人はよく自分の行動を見直してください。たぶん無駄だらけだから。
という方針でやっていますので生徒諸君は模試をひとつの目安として勉強を詰め込んでいってください。保護者の皆様は高校のテストの結果が赤点ギリギリになっているからといって「学校の勉強は大丈夫なのか?!」と生徒を無駄に焦らせないでください。せっかくこちらがフルコースの料理を提供する用意をしているのに、途中で「焼き肉屋で焼き肉焼けてるぞ」と言って席から連れ出すようなものです。
そう言ってしまいそうな人は当塾ではなく東進や河合塾マナビスなど個人色のない無難なところを選択してください。