月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

新高2のみなさん読んでるかな

新高2の人で、これから受験勉強を本格化しようという人は残り2年で先を走っている人たちの3年分を勉強すればなんとか勝負にはなります。これが夏休みくらいからとなると1.5年で3年分になるのでかなりキツイです。

そろそろ「定期テストはよくても実力テストと模試がいまいち」というあんまりよろしくない結果に不安を覚えている人もいると思います。そういう場合は今の自分の勉強で、あんまり長期的な学力に結びついていないのはなぜか分析する必要があります。一般に、高校の定期テストは教科書の表面的な理解で乗り切れてしまうので「定期テストだと平均は上回るしいいか」とか考えていると、実は半年後に何も学力として残っていなかった、というのは十分ありえるシナリオです。

ポジティブにみれば残り2年を凝縮して頑張ればよいので、あまり途中で息切れする心配がありません。

「部活で時間がとれない・・・」という人は、さっさと辞めてしまうのをおすすめします。当塾の生徒をみていると、高2に上がるタイミングで誰かしら辞める同級生がいるのでそのついでに…という便乗パターンがよくあります。

部活やりながら受験勉強も両立というのは綺麗事で、実際には両立ではなくて「妥協」です。1日24時間は誰にも変わらないのですから、勉強時間をx、その他の時間をyとしたときに、x+y≦24 の制約条件のもとで、学力G=f(x) ※f(x)は単調増加 の最大化をする問題で、結局xを最大化すれば良いという誰にでもわかる単純な話であります。

ただし高校生にしか味わえない部活の楽しみもあるのは事実なので、そこは人生で何を優先するのかをじっくり考えたらよいです。今を楽しむのか、次の4年を楽しむのかということです。その場合は卒業後に河合塾や駿台等に約100万円を支払う可能性が高くなるのでそれぞれの場合の合格可能性を仮定してみて期待値計算をすると良いでしょう。

私は大学なんて1ランクでも高いところに進学してナンボだと思っている人間ですが、それだけが価値観ではありません。大事なのは自分が納得して判断することです。


大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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