月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

和訳わんこそばのこだわり

私の天才的発明である和訳わんこそば演習ですが、隅から隅までこだわっています。

単語の足し算を卒業するにはそれなりの演習量が必要です。そのため大量の英文を和訳してもらう必要がありますが、それぞれの英文は短すぎても長すぎてもいけません。およそ、接続詞・関係代名詞が1-2個、前置詞も1-2個というのがちょうどよい英文の長さです。

そして英文は文法の参考書にあるようなお手本的英文(I wish I were a bird.的な)を羅列してもダメ。そういうお手本的英文は例文としては「死んで」います。例文のための英文ではなく、誰かが書いたエッセーのなかの一つのセンテンスのような「生きた」英文が必要です。生きた英文じゃないと、さばく練習になりません。かといって生きた英文ばかりだと難しすぎます。

10個くらい死んだ英文を和訳したあと、5個くらいの生きた英文を練習すると効果的です。

97題のプリントには1題あたり5つの英文を選定していますので、およそ500個のセンテンスの演習になります。さらなるこだわりとして、生徒が間違えやすい英文はこの500題のなかで2-4回くり返し登場します。

文法でも単語でも「これ、こないだ間違えたやつだ」という思い出しをくり返すことで暗記が定着します。生徒がよく復習すれば繰り返し登場は必要ありませんが、英語が苦手な生徒によく復習することは期待できませんので授業内で教えきります!

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp

和訳わんこそば

昨日ご紹介した私の新発明教材ですが現在97題あります。97題それぞれが「骨格のみ」と「単語あり」の2パターンのプリントから構成されるので、枚数としては97×2=184枚です。


たてに並べると・・・

2cmの厚さになりました。

これだけやれば、読解はかなり改善します。

うちの塾の驚異的なのは、生徒が和訳を作ったらその場ですぐに添削して返却する点です。早ければ20秒後、他の生徒も一緒に教えますので多少見るのが遅れることもありますが、それでも10分以内には返却します。

名付けて「和訳わんこそば」

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単語につられないトレーニング(続き)

先日、英語の教材を発明した記事を書きました。

単語につられないトレーニング - 月刊木村:清須市で営む塾での日々

 

それの実例です。

 

たとえばこんな例文があるとします。

こうやって関係代名詞whatや接続詞thatがあっても、それらの文法上の働きを無視して

「私が理解している彼は提案を拒んだ」

などという単語の足し算をする高校生はものすごく多いです。

いわゆる「自称進学校」的な高校だと学年全体の3-4割くらいは程度の差はあれど単語の足し算で英語を乗り切っています。いやもっと多いかも。

そこで私が開発した矯正トレーニングの出番です。

 

テクマクマヤコンテクマクマヤコン

文の骨格だけになーれー!(古っ)

 


ドドン

 

ではこの文はどう訳したらいいでしょう?

たとえば 

S V O

という骨格に対する日本語訳は

「SはOをVする」

です。

What S Vt is that S Vt O.

は下線部が関係代名詞whatで「SがVtするもの(こと)」

isの直後のthatは後ろにS Vt Oという完全文があるので接続詞that。be以下は「SがOをVtすること」

よって全体は

「SがVtするものは、SがOをVtすることだ」

になります。

授業中の添削では

このようになりました。

これを踏まえて、単語を入れた日本語訳を作ってもらうと

このように、文法的に正しい日本語になります。

 

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辞書を持ち歩いてください

英語の授業中では辞書を毎回持ってきてもらっています。

英語の勉強は、分からない単語や文法がでてくるたびに、辞書を引いて理解することのくり返しです。辞書なしに英語の勉強などできません。辞書を使わずに英語を勉強している人がいたらそれは100%やり方を間違えてます。断言できます。

ただ辞書は重くてかさばるので持ち歩きには不便です。

でも、勉強で必要なのだからカバンにいれて持ち歩いてください。

それが英語に対する愛情であり、英語に対する敬意(?)です。

当塾では高校生向けには学研のスーパーアンカーを推奨しています。色々な辞書と比べて文法の説明が分かりやすいです。よく高校や書店でオススメされている辞書(オーレックス、アドバンストフェイバリット、ジーニアス)は何がいいのか私には全く分かりません。とくにジーニアスは英語ができない高校生ほど使っている印象すらあります。

 

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計算用紙買って置いて下さい

数学の勉強のコツの一つに「計算用紙をケチらない」があります。同じ問題でも狭いスペースに解くのと、広いスペースに解くのとでは難易度が変わります。そこで数学の自習用にはコピー用紙を自宅に常備しておくのがオススメです。

ホームセンターでいくらでも売っていますが、おすすめなのはコクヨのコピー用紙。ちょっとだけ高いんですが紙がサラサラしていて書きやすいです。

 

普段授業で使っている計算用紙は授業の運営の都合上A4ですが、普段の自習はB4サイズがいいです。

 

ノートでやりたい人もいると思います。ノートはまとめて20冊くらい買っておいてください。

ペットボトルのお茶などを安いからといって買いだめすると、一本一本を大事に飲まないからかえって無駄な出費になりがちになるのと同じ作用が働きます。ノートの場合は、一冊あたりの価値が薄く感じられたほうが学力があがりますので買いだめしたほうがいいです。

横軸が入っているものが一般的ですが、私は無地が好きで愛用しています。

塾を開いてから今まで誇張抜きで百冊以上は使っています。

 

保護者のみなさんは、コピー用紙や計算用紙を山ほど買っておもむろにご自宅に置いておくといいかもしれません。

 

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