私の天才的発明である和訳わんこそば演習ですが、隅から隅までこだわっています。
単語の足し算を卒業するにはそれなりの演習量が必要です。そのため大量の英文を和訳してもらう必要がありますが、それぞれの英文は短すぎても長すぎてもいけません。およそ、接続詞・関係代名詞が1-2個、前置詞も1-2個というのがちょうどよい英文の長さです。
そして英文は文法の参考書にあるようなお手本的英文(I wish I were a bird.的な)を羅列してもダメ。そういうお手本的英文は例文としては「死んで」います。例文のための英文ではなく、誰かが書いたエッセーのなかの一つのセンテンスのような「生きた」英文が必要です。生きた英文じゃないと、さばく練習になりません。かといって生きた英文ばかりだと難しすぎます。
10個くらい死んだ英文を和訳したあと、5個くらいの生きた英文を練習すると効果的です。
97題のプリントには1題あたり5つの英文を選定していますので、およそ500個のセンテンスの演習になります。さらなるこだわりとして、生徒が間違えやすい英文はこの500題のなかで2-4回くり返し登場します。
文法でも単語でも「これ、こないだ間違えたやつだ」という思い出しをくり返すことで暗記が定着します。生徒がよく復習すれば繰り返し登場は必要ありませんが、英語が苦手な生徒によく復習することは期待できませんので授業内で教えきります!