月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

幸せならそれでよし

大学受験の塾を開いているので、塾内での価値観は「勉強が出来る奴が偉い」という風に必然的になりますが、社会全体でみたときにはこの価値観というのは全てではありません。先日、営業にきてくれた元甲子園球児のように野球に全力を出して、そのときの仲間とその後の人生で語り合い続けるのも良いし、テニスの錦織選手のように中卒でテニスに人生を捧げて稼ぎまくるのもかっこいいと思います。何にせよ、本人が幸せであれば他人は口出しする必要がありませんし、色々な人がいる社会のほうが豊かなのは言うまでも無いでしょう。同年代120万人全員が東大を目指すような社会であったら、ちょっとした世界情勢の変化で日本は脆弱性をさらすことになります。

ふと面白いなと思ったのは、私は小田原という土地で育ちましたが小学校から高校までで気が合う友人というのが何人かいて、多くは地元を離れて仕事をしています。小学校の親友は結構売れているミュージシャンになっていてyoutubeの映像で(一方的に)再会して驚きましたし(笑)、同じく小学2年で九九のスピードを競い合ったK君は大学3年の時にある外資系企業の就職説明会で再会し大学が同じであることがわかり、卒業後に私が大阪出張に行った際に一緒に飲みました。お互い「将来社長になる」という共通の夢を持っていました。塾のロゴのデザインをお願いしたのは高校の友人ですが、東京で働いていましたがこれから留学に行くそうです。皆刺激的です。

大人になって再会しても楽しい時間を過ごせる友人というのは、学生時代も同様に他の友人とは異なり周波数が一致するような楽しさを感じていたように思います。価値観があう友達のなかで私はたまたま学歴競争という方面で頑張ったというだけで、根本的に何かを追求したいとかフロンティア精神がある人同士が引き寄せられていたのでしょう。大学や会社になるとそもそも価値観が似たものどうしが集められているので、周波数合う人の割合は増えますね。

個人的には昔話で終始するのではなくて、一緒に仕事しようとかお互いこれから何をしていきたいのかとか、未来の話ができる古い友人がいるというのは尊いことだと考えています。ブログを読んでいただいて分かるとおり私はあんまり性格が良くないというか万人受けするタイプではないので、友人は少ない方です。しかもお互い刺激し合えない関係ならわざわざ関係を維持する必要は無いと考えているので、さらに少なくなります。そんな私でも、おもしろがってくれる友人がいるというのはありがたいことです。

 

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清須市の大学受験 相伝学舎

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