昨日の記事は、中学3年次、つまり高校受験の学力は親7:子3の割合程度で決まるということを書きました。
では、大学受験はどうでしょうか。
これは親1:子9と、だいぶ逆転されます。
まず、高校受験と違って親がどれだけ大学受験の情報を調べてもそれが役立つかは分かりません。大学受験は科目の組み合わせが複数ありえるし、大学ごとに取るべき対策が異なります。参考書だって何十とあるなかから珠玉の一冊をえらぶのは困難です。
さらに、塾や予備校に通うだけ、参考書を買うだけでは大学入試の問題は歯が立ちません。そういう便利なツールを利用して、自分がどれだけ勉強出来るかがポイントです。
親が前のめりになって「良い予備校があったから申し込んじゃった」とか「良い参考書があったから買ってみた」ところで、お金を払っていい気持ちかもしれませんが、無理矢理に通わせても知識は吸収できないですよ。難しい内容は、自分から得ようとしないと身につかないものですから。
では親の1は何かというと、見守ることだと思います。
偏差値の上がらない模試をみると親としてひとこと言いたくなるかもしれませんが、言われないでも分かってますから。模試は見ない、結果も聞かない。まずはこれですね。