ある塾のホームページに掲載されていた合格体験談に「学校は足かせとしか感じませんでした」と、学校生活の苦労を書いているひとがいました。これはその通りだと私も思います。
別に塾や予備校が最高と言いたいわけではなく、大学受験をまじめにやろうと考えたら、自分の学力と志望校に見合った勉強メニューを作らなくてはならないことにすぐに気がつくし、勉強メニューというのは基本は自習がメインとなるからです。受験勉強において授業をきいてインプットしなければいけないことはそこまで多くないですから、月曜から金曜まで朝から夕方の時間が授業というのは明らかに多いのです。
こう考えると学校が足かせになる感覚が出てくるのですが、受験の第一歩とはこの違和感を感じることから始まるといっても過言ではないかもしれません。 志望校に合格する道のりを他人に任せるほど無責任なことはありません。私の塾の生徒には他人の人生を生きるプロレタリアートとしてではなく自分で人生を作るブルジョワジーとして大学に進んで欲しいと思っているので、志望校合格のために何を考えているのかを意識させる機会を作るようにしています。