「塾についていけない生徒はどうなりますか?」
という質問にたいして
「大学受験に失敗します」
これ以上でもこれ以下でもありません。
そもそも塾というのは毎月数万円という大金を払って通う場所なわけですが、それだけの大金を使うというのは「希望の大学に合格したい!」という熱意が最初にあって「お父さんお母さん勉強を頑張りたいので塾のお金を払って下さい」というものですよね。
そういうスタート地点にたっていれば「塾についていけなかったらどうするか?」という心配は生まれるはずがないし、私自身、高校時代に塾に通い始めたときは「難しい内容だとしてもやるしかない!」としか考えていませんでした。
もちろん塾で教えていれば習熟度にバラツキが出るのは避けられないことであり、これ以上遅れたらやばそうという時にはその生徒と会話をしていくつかアドバイスをすることもあります。それでも出来なかったら、もう私には打つ手がありません。
その生徒だけ居残り補習させたり、合格点をとれるまで追試をやらせるなんてナンセンスです。そんな対応をしなければならないのならショボい大学にしか受かるはずがないし、ショボい大学にしかいけない生徒を教えるほど私はヒマではありません。
私が塾を開いたのは、「超勉強して超いい大学にいきたい!」という生徒を指導してその後の人生の可能性を広げてもらいたいからであって、たいして勉強しない生徒に無理矢理勉強させてそこそこの大学に行かせたいからではありません。
そこそこで良いのなら、家庭教師をつけるとか大手予備校に行く方が満足度は高くなるはずです。