月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

合格実績?水増し?

「うちの塾は、合格実績を出すために成績優秀者に強引な勧誘をしている!」などと内部告発されたかたがいらっしゃるようです。

 

kanagaku.com

 

正直、勤務先の腹を横からブスッと刺すのは雇われている身としてどうなん?そんなイヤなら自分で塾開けばいいやん、というのが率直な感想ですが、まあそれはいいとして、合格実績の見栄えをよくするための活動をする塾や予備校があるのは事実なのでしょう。

 

私の考えを申し上げますと・・・

 

そもそも合格「実績」って表現は現実とズレがあるのでは?

もちろん「この生徒はうちの塾きて人生変わったよな〜」などと勝手にこちらが感想をもつこともあるんですが、でも結局入試を受けて合格する答案を書くのは生徒本人であって入試までに勉強するのも本人ですから生徒の合格というのは塾が稼いだ実績とは言いがたいのではと思います。なので合格実績とは言わずに、入試結果、くらいというのが現実に近いのではないでしょうか。

 

そもそも合格実績ってそんなに気になりますか?

塾に通うときに「この塾は、○○高校(○○大学)にたくさん合格しているからここに通おう!」ってなりますか?塾側の人間としては「合格実績を立派にすればそれにつられてたくさんお客さんがくるはず!」という思い込みが多かれ少なかれあり、私自身も昔はそのように考えていたこともありますが、塾を選ぶ側の観点ではそこまで大きな要因になってないと思うんですよね。

たとえば東進のサイトにこんなことが書いてありますが、「うわあ東大合格者数すごい!私もここに通ったら受かるかも?!こんな私が東大に?!」ってなりませんよね。

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https://www.toshin.com/jisseki/

 

結局、受験生にとって一番の関心事は「僕/私は第一志望に届くのか?!」ということですから、生徒みなさんが入試までの残り時間を全力で頑張るお手伝いとして、もっとも効率的な勉強のやり方を伝えていくというのが塾のすべき仕事です。

合格実績で競合相手にマウントとるのではなくて、貴重な時間を当塾での勉強に賭けてみようとしている生徒諸君の期待に応えられるようがんばっていきたいですね!

 

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp