高校受験を控えた中3の保護者のかたも見ていると思いますから、改めて言っておきます。
田舎の公立校に進学した場合、
「何が何でもコッコウリツ受験しろ!うちの高校の授業と補習と追試と宿題で!全部やれ!おまえに自由はない!」
的な高校生活を強制されますが、その覚悟が本当に出来ていますか?
まあ基本的には、ほとんどの学生にとっては「はあ、それが何か問題でも?」という具合だとは思うんですよ。自由意思が尊重されない点で田舎の公立はクソ、とどれだけ私が言ったところで、そもそも自由意思を持たない人のほうが多いですから、そういう人は「あれやれ、これやれ」と決めてもらったほうがラクなんでしょう。
でも中には自由意思を持つ高校生がいて、そういう人にとってはひたすら時間を奪われ、エネルギーを奪われる高校生活になります。「こうしたい」という意思が尊重されないのだから、私は人権侵害だと思ってます。
たとえば補習。これは名目的には生徒側が学校側にお願いしてやってもらっているというもののはずなんですが、いつのまにか強制になっています。「私は学校に補習をお願いしません」というのがなぜか無理。いや厳密に言うと、色々交渉すれば出来るんですが、その交渉がやたらめんどくさい。
たとえば志望校の変更。私立専願にしたいと思ってもいちゃもんをつけてくる。「私立大学でも国立と同じ科目数やっといたほうが有利だから」とかいって、大嘘をついて誘導してきます。赤の他人に生徒の人生を選択する権利があるのか?
たとえば模試。生徒が受験料を払うのに、「受験しない」という選択が簡単にはできません。
このほかにもやたら負担の大きい追試や出すまで催促されつづける宿題など様々な文化がありますが、21世紀の日本でここまで生徒に選択する権利がない高校生活が存在するのかと思うと、ひたすら驚愕するばかりであります。
郷に入れば郷に従え、それが尾張の文化だがや、と言いたくなる人もいるかもしれません。
じゃあ質問です!
味のしなくなったガムをいつまでもいつまでも噛みつづけますか〜?
じゃなくて、
200年前の日本に戻って人種差別の現場を見たらどうしますか?
・・・
「見て見ぬふりしない。解放令出すの」
(受験生のかわりに、滑っておきました。)