毎年この時期になると、生徒と推薦入試が話題になることがあります。
私は指定校推薦ではない推薦入試は、受験生の集中を切らすものであるという認識をしています。
理由は2つあって、
1.その生徒にとってさほど魅力的ではない学校の入試であること
2.一般入試とは関係のない科目、とくに小論文という(生徒にとって)良く分からない科目をやらなければならないケースが多いこと
です。
なぜ生徒にとってさほど魅力的ではない学校なのに、そのような推薦が選択肢に入ってくるかというと、学校の先生が押し売りしてくるからです。
世間知らずの高校生に伝えておきたいのですが
世の中向こうからやってくるものは基本的には向こうの都合しか考えていない
ということは知っておいて下さい。
塾をやっているとやれコピー機買いませんかとか、LED照明にしませんかとか営業電話がかかってきますが、そのような提案は塾をよくしたいから提案しているのではなくて売上を上げたいから提案しているだけです。100%向こうの都合です。
みなさんが大学になると駅前で宗教の勧誘を受けたり、ア○ウェイなどネットワークビジネスの勧誘を受けたりすることもあると思いますが、これらもまたあなたのことなど1%も考えていなく、自分のことしか考えていませんので無視するのが一番です。
本当に大切なことというのは、自分で必要性に気づいて自分からアクションをして手に入れるものです。
当塾の生徒でいえば、自分で勉強をしなければいけないということに気づいて、塾に話に聞きに行くという能動的アクションをとっています。
それらは全て自分のための行動なので、私がよほど悪人ではないかぎり塾で学んで学力がつくという結果は、自分に返ってきます。
高校生はお金を持っていないので宗教の勧誘もネットワークビジネスの勧誘も受けることはないと思いますが、
コッコウリツ大学を受験しろ
とか、
補習は絶対に参加しろ
とか、
推薦で滑り止め確保しておけ
という勧誘を受けることはあります。
これらは全てみなさんの利益のためではなく、それを発言する大人の利益のためです。
コッコウリツ大学合格者が増えれば高校のメンツが保たれるとか、その担任の鼻が高くなるのでしょう。
補習に欠席する人がいたら、全員を洗脳しつづけることが難しくなります。
推薦入試でも合格者数を稼ぐことができます。
向こうから近づいてくるものはそういう性質を持っています。
他人を疑うということを、高校時代に身につけて下さい。