月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

文法問題対策は後回し

塾の英語の授業ではひたすら英文解釈ばかり教えています。高1のうちは基礎的な文法事項を一通り網羅しながら短めの英文で解釈の練習をして、高2と高3はいきなり入試レベルの英文でのトレーニングをします。

大学受験の英語の問題は英文を読んで設問に答える問題が多く、文法問題のための文法問題はとても少ないので、合格最低点をとるための戦略としてはひたすら読解力を高めることが大切です。英文解釈命なのは、大学受験の英語を教えている人なら常識中の常識。英文解釈と単語で大学受験は乗り切れます。今後、英語の入試は変わっていくと言われていますが、読解力がある人が高得点をとれることは変わらないでしょう。

一方で、普通の高校生は英語の勉強といったら「単語、文法、長文」くらいしか考えていないので、田舎の高校生ほどひたすら4択問題ばかりの問題集を取り組んでいます。たしかにこういう文法問題は、対策しないと点をとれないんですが、それを対策することでとれるのはいったい何点なのよ?という観点が抜けています。英語の勉強時間のうち英文解釈の勉強が80%くらいであと20%が単語暗記くらいでちょうど良いです。逆に、英文解釈の勉強が50%を切っていたらまずい。

私の教え方でいくと、高1からひたすら英文解釈重視で教えていくと高3の夏以降にはやることがなくなるくらい読解力がつくので、「やることないし、文法問題対策でもやっとく?」という流れになることが多いです。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp