昨日入試英文を紹介した愛光高校ですが調べてみると1学年約250人中、国立医学科に40人も現役合格しているようなバケモノクラスの超進学校でした。そりゃ入試英文が難しいわけだ。
ということで、ある中3の生徒に解いてもらった答案を紹介します。
こちらは関係代名詞節を正確に読み解いて、述語動詞がneedであることを理解しているので英文解釈の観点では満点です。高校生でもこの英文構造を理解できない生徒はいくらでもいますからたいしたもんです。ちなみに実際の入試ではこのセンテンスに下線部が引かれていて和訳問題になっていました。10点満点なら8点くらいは取れると思います。
こちらはthatを無視していることと、最後のeffectsを動詞と考えているところから解釈は大幅に間違えています。It is... thatの解釈は高校生でも難しいですからね。
さて中学生が英語を学ぼうとすると一番の問題は英文法を一通り学び終えたあとに、みんなやることが間違っているというか、適切な指導をできる人がほとんどいないという点があります。
文法を一通り学び終わったあとは、それを使って英文を読み解いていくトレーニングが絶対に必要です。そのようなトレーニングは「英文解釈」と呼ばれます。大学受験では英文解釈が最も大事なジャンルなので当塾では高1の最初から高3の最後までひたすら英文解釈にこだわって教えています。それくらい大事です。
しかしこの「英文解釈」というのは品詞や文法を駆使しないとできないので、教えられる人がめったにいません。なので、世の中の英語の勉強は「単語覚えて、文法覚えて、長文を読み込む」とかいう迷走したものになるのです。
というわけで、ハイレベルな高校を目指している中学生のうち英語の授業に物足りなさを感じている生徒がいましたら、英文和訳の通信添削の指導を実施しますのでお問い合わせください。県内でしたら東海高校、滝高校、旭丘高校、明和高校、向陽高校、あたりを志望しているかた。通信添削なので全国どこでもOKです。愛光高校志望の人どうでしょう?独学で中3の英文法を一通り理解し終えているかた(いるのか?いるんだろうな〜)。