英語を教えるときには必ず品詞と文法を用います。
何を当たり前のことを?と思うのはまっとうに英語を教えている人くらいで、塾にやってくる高校生の多くはそれまで品詞など気にもしていなかったような顔をしており、物理以上に英語教育というのはヤバイ状態です。
たとえば「形容詞と副詞の違いは?」「従属接続詞と等位接続詞の違いは?」という質問に答えられる高校生は10人に1-2人です。もう少し突っ込んで「to不定詞が副詞用法か形容詞用法かどうやって見分ける?」「-ingが形容詞か分詞構文かどうやって見分ける?」という問題に答えられる高校生はたぶん100人に1人くらいというか、実は教える側も分かってない可能性すらあります。
文法を参考書の流れ通りに教えることは誰でもできます。それこそ英語をたいして理解していない人であっても、教科書に書いてある通り説明すればよいのでできるでしょう。一方で現実の高校生は、文法を覚えても入試英文を正しく読めないという問題を抱えています。そして英語の授業は本当はこのギャップに焦点を当てなければ学力向上に寄与しません。
このギャップを埋めていくにはひたすら和訳添削を繰り返していくほかありません。もちろん「読める」ことと「訳せる」ことが別物だというのは分かっています。でも英語を読む力を矯正していくには和訳に頼らざるを得ません。
当塾では生徒の和訳答案をその場で添削して文法を教えていきます。すごすぎます。