月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

理由3 学生じゃないとムリ

当塾で授業を担当しているのは私のほか、大学生のスタッフが4名います。

というとどう感じますか?大学生のバイトにやらせてんのかよ、と思う人もひょっとしたらいるかもしれません。

しかし私は学力が極めて高い大学生スタッフとチームになって教えていくのが最適解だということに全く疑いがありません。

 

理由1 学力がある

問題が解けるのとそれを教えられるのは別のスキルではあるんですが、まずは人に教えられる程度の学力があるというのが採用の大切な条件です。スタッフの4人中3人は浪人生活を経て大学に進学しているので学力にムラが少なく、残る1人は今年の卒業生で現役で大学進学しましたが受験の最後にはもうほとんどこちらから教えることがないくらいまでやり切った生徒だったので採用基準を満たしています。

 

理由2 働いてくれる

いやそもそも予備校で教えている人なんて日本にいくらでもいるわけで、私が仮想通貨などで財産を築いていれば年収2千万円くらいで働いてもらうという手もありますが、残念ながらそうはできません。実際にそういう人を採用するなら月謝が今の何倍になるかわかりません。どれだけサービスの質がよくても月謝30万円ですって言われたらまあムリじゃないですか。

価格転嫁する必要のない時給で働いてくれる学生というのはありがたい存在です。とかいうと、低時給でこきつかっているように思われるかもしれませんが、うちより時給のいい塾バイトもそうそうないのでちゃんとwin-win(死語)です。一応、「高校生 個別指導 時給」で10分調べましたがうちが最高額でした。

 

理由3 学生じゃないとムリ

難関大に進学する人で学生にものごとを教える仕事に戻ってくる人って今時絶滅危惧種で、学力があって人物的にも良好という人って教員にせよ塾講師にせよいないと思うんですよ。私も高校生の受験を指導出来る程度の学力と経験はありますが、正直人物的には良好とはいえないし、むしろコッコウリツとか補習サボれとかいって大衆にケンカ売って世の中で遊ぶ程度に幼稚ですから、生徒のみなさんも保護者のみなさんも仕方なく選択していると思うんですよね。「塾の指導がいいから通っているが、人物的には尊敬できない」と思っている人正直に手を挙げなさい。

当塾のスタッフたちも5年後10年後には立派に職業人生を歩んでいると思いますが、まず塾で教えるという選択肢はないでしょう。私も大学時代には塾講師や家庭教師を週何日もやってましたが、「就職で塾はないわぁ〜」と思ってました。もちろん今は、「みんながいいと思っているものがいい」というしょうもない価値観から卒業できたので、今の仕事が楽しいと思ってやっていますが、やっぱり当時は外資系企業を転職しながらキャリアアップや〜!などと考えていました。

そう考えると、学力的にも人物的にも優れた人が「塾で働いてやってもいいかな」と考えているのが大学生時代、という状況を使わない手はないですよ。

 

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp