月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

名古屋大学理学部の学科分属制度

名古屋大学理学部は入学時に学科を選択せず、2年進級時に選択する「学科分属」制度があります。

そのため1年次には一般教養科目を学ぶのはもちろん、理学に関する内容は数学、物理学、化学、生物学、地球科学の基礎を広く学ぶことができ、1年かけて自分の志望を決めることができます。

私は地球惑星科学科を志望して入学していましたが、1年の4-5月頃は「素粒子とか学べる宇宙もかっこいいのでは?」と一瞬浮気したことがありました。1年間興味を幅広くもって勉強できるし、高校と大学で印象がかなり違う科目(数学、物理)もあるので、学科分属制度はなかなか良い制度だと思います。

 

学科分属では270人の学生が

数理学科:55人

物理学科:90人

化学科:90人

生命理学科:50人

地球惑星科学科:25人

の枠に振り分けられます。志望者が枠に収まらないor余る場合には、各学科の定める基準によって分属の可否が決められます。

数理学科:微分積分学、線形代数学の成績順

物理学科:物理学基礎I, 電磁気学Iの成績順

化学科、生命理学科、地球惑星科学科:GPA×単位取得数

年度によって人気学科は変わるようです。理学部LINEグループでのアンケート結果では今のところ数理学科が人気です。

残念ながら志望学科に分属されなかった場合でも、3年進級時に「再分属」の志望を出すことができます。

分属は1年の期末テストが終了した2月9日にNUCT上の「小テスト」機能で実施されます。最初に第一志望学科のみ選択したあと、中間集計結果が発表され、その後に志望を変更する機会が与えられます。志望を変更したい人のみ再提出し、その結果をもとに上記の判断基準でふるいにかけられます。

 

昨日、第一回目の志望提出がありました。

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地球惑星科学科に分属されますように・・・。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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