季節柄いろいろな人に質問・相談をされますが最近多いのは
やりたいことがない(したがって、志望校がきまらないし勉強の意欲もない)
ということです。
うーんこればっかりは難しいですね。勉強が分からないならいくらでも解決策をご提案できますが、やりたいことは本人のみぞ知ることだし、いくら外野が色々説明したところで何かをやりたい、あるいはやりたくないという本能的な欲望には何も響かないと思います。
一応志望校の大学学部が決まっているにもかかわらず勉強の意欲がない、というケースもこちらではどうしようもありません。
そこで「鳴かぬなら、鳴かせて見せよう」なのが管理教育校ですが私の場合は「鳴かぬなら、鳴くまで待とう」派です。
その結果、何らかのタイミングで鳴いて受験勉強を頑張り出す人もいれば、最後まで鳴かずに入試もずるずるいってしまう人もいます。
全体でみると、何らかのタイミングで鳴きだす人は潜在能力の大部分を発揮する傾向にあり、私はその様子をみるのが好きなので鳴くまで待つことを好みます。
偉そうなことを語りますが、高校生から先は周りの大人はなるべく何も言わずに黙って見守ることこそ教育です。他人に言われて気づく学びは浅はかですが、自分の行動の結果気づく学びはその人の生涯の糧になる可能性が大きいです。
というわけで表題の件、保護者のかたから聞かれたら「待ちましょう」が答えです。