最近の公立高校のレベルを調べてみました。
昨年の第一回全統記述模試(高3)の全国平均点と、一宮西・西春・五条の高校内平均点の比較です。
良く分からないと思うので、(高校内平均)ー(全国平均)の計算をしました。
五条高校で全国平均と校内平均の差がほぼ0です。つまり、大学受験においては五条高校のちょうど真ん中くらいで偏差値50ということです。高校入試を思い返してほしいのですが五条高校は全県模試だと偏差値57くらいです。
一般的に、高校受験偏差値≠大学受験偏差値です。
もちろんその要因は、大学受験になるとオール3未満くらいの人が抜けること、高校受験でノーカウントだった私立中高一貫校が入ること、です。およそ、
高校受験偏差値ー10=大学受験偏差値
くらいに思っておくと良いです。大学受験での偏差値50はそこそこ難しいです。
さらに大学受験偏差値も科目によって調整が必要です。
高3のときの数学の偏差値50は、数学が苦手な人が受験していないことを考えるとさらの標本全体のレベルが上がっています。数IIIともなれば尚更です。
↑の表で、数IIIをみてもらうと西春高校でさえ全国平均+0.2点しか取れていません。数IIIで青チャ例題を最後まで覚えきるのは普通の公立高校生にはかなりの難題です。
河合塾で理系大学の偏差値を調べると、
名工大工 55.0
岐阜大工 52.5
福井大工 50.0
とあり、この数字だけを見ると高校1年生くらいだと「福井大って偏差値50なら楽勝じゃね?」と思ってしまう人もいるんですが、国公立大理系の偏差値50は五条高校で上位25%くらいではないと狙えないです。岐阜大で上位20%、名工大だと上位10%くらいが目安です。