月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

二年次編入試験

普段は大学受験一般入試の受験指導をしていますが、今年は明治大学文学部への2年次編入試験を受験したい生徒がいました。

試験の内容は志望理由書による一次選考、英語・小論文・面接による二次選考で、だいたい倍率は5〜10倍という恐ろしい試験です。

学部入試は第一志望から滑り止めまで幅広く受験できますが編入試験はそこまで選択肢が多くないので、医学部志望者の国立前期一発勝負のような怖さがあります。

志望理由書、小論文といった作文がそれなりのウェイトを占める試験においては、その大学がどういう学生を求めているのかを考えて、その理想像に受験生を近づけるような支援になります。オーダーメイドの入試対策ということになりますし、小論文などは既存の時間割内で対応できるものではなくその生徒のためだけに時間を確保しないといけないので、私からすると負担がとても大きいです。しかもオーダーメイドだからといって「じゃあ月額20万円です」とは言えないですからね。

今回相談してくれたのは当塾の卒業生で、通塾中の素行がとても良かったので一肌脱ぐことにしました。

方針としては

英語・・・学部入試と問題がほぼ同じなので、学部入試の過去問題演習を行う。

小論文・・・最初に人文社会系のいくつかのテーマについて作文を書き、その内容についてディスカッションすることで作文を書くときの考え方を身につける。その後、過去問題を書いてディスカッションをして内容を仕上げていく。

とにかくたくさん書いてもらいました。iPadを使える生徒だったのでGoodnotesアプリの共有機能を使って指導しました。かなり便利です。

実際の試験は過去問通りで生徒曰く「対策したものをだいたいそのまま書いて時間もあまった」ということでした。

過去問題を書いているなかで「この過去問の質問の意図としては文献で学ぶだけでなく、ちゃんと現地調査しているかってことだから、○○にでも行って話を聞いてみては?」と提案したのが個人的には一番効いたと思ってます。

 

 

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