月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

慶應大学経済学部受験の思い出

今日は慶應大学経済学部の入試の日です。塾生で受験する生徒は・・・いません。私は13年前くらいに三田キャンパスで受験していました。そのとき、私が通っていた塾で同じく慶應経済を受験する同級生がたしか7〜8人くらいいまして、文系が私含めて2名、あとは理系で東工大や早慶理工をめざす人たちでした。

今年の入試問題に「数IIIの複素数が出題された!」とかTwitterで話題になっていましたが、みたところ複素数の問題ではあるものの複素数平面ではないので、数IIの範囲内だとは思うのですが、全体として慶應経済は数IIIまで理解している生徒に来て欲しいという傾向の問題が多い気もします。

つまり理系の人にとって解きやすいってことです。これに加えて、A方式は英数+小論で受験できるので、理系の東大東工大志望者で滑り止めに使おうとする人が結構居ます。塾の同級生達もこの手の人たちで、「小論対策やってないけどいけるっしょw」的な感じで受験していたようです。

まあたしかにみんな高1からゴリゴリ数学をやってきた人たちなので数学は私なんかよりものすごく出来たのは事実なのですが、実際「小論対策しないで受からないだろう」という私の予想どおり、その年に塾で合格したのは私ともう一人、東工大に後期で合格したO君だけでした。

数学で小論(+自由英作文)のハンデをぶっちぎる作戦は、難しいってことです。(もちろん慶應経済をうまく滑り止めに使えなかった同級生も、本命の理系学部の受験では良いところに受かってました)。

私は小論も英作文もまんべんなく対策して望みました。英語はとにかく量が多いし内容が難しいし、英作文に時間を使っていたらギリギリになるし、で大変ストレスのかかる時間でした。あの緊張感とストレスは若干トラウマ気味で、問題を見ることはできますが解きたくないです。あのとき以上の集中力を発揮できるときは死ぬまでないんじゃないでしょうか。18才の自分に勝てる気がしません。

清須市の大学受験 相伝学舎
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