高校生に勉強を教える仕事をしている人は1科目を教える力を深く掘り下げる道を選ぶことが多いです。私も塾をはじめた当初、といっても当初から英語も数学も教えてましたがこの2科目を勉強して理解を深めていました。
その後、専門性を高めることを売りにするか、複数科目を見ることができるのを売りにするか。
言い換えれば、どちらのほうが求められる技能か。
私は後者を選びました。
受験は総合勝負なので複数科目を面倒みてあげられるほうが合格可能性が高まります。これは4年目くらいにはっきり気づきました。
高校生の学力は英語も数学もかなりヤバイ状態の人が多いですが、それらの科目がヤバイ人はもれなく物理も化学もヤバイです。
戦場に受験生を送り込むのに靴(英語)と鉄砲(数学)を持たせてやってもパンツ一枚しか履いてない(理科がボロボロ)みたいなことがよくあります。
それなら、靴と鉄砲はそこそこに仕上げてあげて、寒くないように服を着せてやって、できれば水筒くらい持たせてやったら生存率が上がるでしょう。