昆虫標本づくりは、娘がいま昆虫博士を志望しておりますのでそのサポートの一環として行ってきたんですが、今の時代、親がこうやって子供のやりたいことをサポートするのはものすごく簡単です。
手元のスマホで「昆虫 標本づくり 愛知県」とかで検索すればいいわけですから。
私が幼少期だった30年前は、親の愛情は変わらなかったかもしれませんが今の時代ほど情報へのアクセスが簡単ではなかったはずなので、こういう本格的体験の機会に恵まれた子の人数は今より少なかったと思います。
だから今時は幼少期から一芸に秀でた子が多いのでしょう。
一見よさそうなことですが本当に良いかは分かりません。
うちの子にしたって、本人が望もうと望むまいと親がお膳立てして標本作りを習う機会を得られてしまいます。もしこんな機会がなければ、できないなりに自分で試行錯誤したかもしれないし、「いつか標本を作りたい」という気持ちを数年間くらい醸成したかもしれません。
気持ちが飢えるまえに、満たされてしまいます。