月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

久々に見つけたおいしい鰻

今日も一日忙しく働きました。忙しすぎてblogを書けなかったので、最近行って良かった鰻屋さんを紹介します。

関市にある栄屋というお店です。

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味が王道なのが良かったです。何がいいかといわれると表現が難しいのですが、鰻をもっともシンプルに表現したらこの味になる、という味でした。

名古屋の鰻屋はなんか当たらずしも遠からずというか、帯に短したすきに長しというか、どこ行っても部分的に不満足な点があるんですよね。

ちょっと距離的に遠いので頻繁には行けませんが、用事を作ってでもまた行きたいと思えるお店でした。

栄屋 - 関市その他/うなぎ [食べログ]

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp

脳ノート理論

人間の脳には物事を考えるためのノートの領域があり、その領域のサイズは人によって様々であり、一度暗記したことはノートに展開しなくても良いというのが私の唱える脳ノート理論であります。

当塾の授業で使っている計算用紙には

「グラフ、日本語による説明、単位円、図」

と一行目に書いてあります。

それぞれ省略せずに書けよという意味なのですが、生徒が増えていることもあり年間で何十回も指摘してもはや金属疲労状態であります。

グラフを書くメリットというのは、計算用紙にグラフを書き出してしまえばその分だけ脳ノートのスペースが空くことにあります。逆にグラフをかかずに問題を解くと、その分だけ脳ノートのスペースが減り、思考力が低下します。

xy平面をつくったデカルトに感謝して、x軸とy軸を描きましょう。2秒もかからないはずです。

 

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記憶することで思考スペースが広がる

同じ問題を繰り返し解くと定着するし、

同じ問題集を繰り返し解いても定着します。

これは人の記憶の能力で説明がつくことがある研究でわかっています。

 

人が物事を考えるときには、ノートのような一定の面積をもつスペースで思考を展開しその範囲で考えます。このノートの広さは人によって異なり、メモ帳くらいのサイズしかない人もいれば模造紙のように大きいサイズで考えられる人もいます。

たとえば

2+3=?

という問題ならどんなノートの広さでも答えが出ますが

高さhから物体を落下させたときt秒後の速度は?

と聞かれたらそれなりに大きいサイズのノートが必要だし、

半径rの円を半径Rの円の外側に沿って回転させたとき、半径rの円周上の点の軌跡は?

と聞かれたらかなり大きいサイズのノートが必要になります。

 

では解くべき問題にたいして自分のノートが小さかったらどうしたらよいでしょうか。一つ案として、ノートのサイズを広げるということが考えられます。ただノートそのものすなわち自分の思考力は一朝一夕で変化するものではないので、別のノートを用意してあげることにします。別のノートこそ、「記憶」です。

一つの問題を繰り返し取り組むと、問題の大部分が記憶されます。記憶することで本来思考力ノートに書くべきだったことを別ノートに書くことができ、その分だけ自分の思考力ノートのスペースが広くなります。

すると最後に残った、難解な部分も余裕をもって理解できるようになります。

 

このようなことがある研究で分かっていると書きましたが、嘘です。適当にそれっぽく書きました。 

でももっともらしいので、普段私が授業で言い続けている「グラフ書け」ということをこの理論で説明しましょう。

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同じ参考書を繰り返し解く効果

同じ問題を繰り返し解くといいことがあるのと同様に、同じ参考書も2回3回と繰り返し解くといいことがあります。

高校で学ぶ勉強には体系性があります。すなわち、ある場所を理解したら他の場所の理解が進み、個々の単元を理解したら全体が見えてきて、全体が見えたら個々の単元がよりクリアに見えてくるという性質を持っています。

当塾では数学なら青チャートを高1から高3にかけて一度勉強し、それが終わったら再び青チャートで単元ごとに穴を潰していきます。英語も同様で同じ参考書を最低2回繰り返すように授業を設計しています。

繰り返しやれと言われて素直にやる人はそれだけで才能があります。一冊問題集を解き終えたら、新しくて難しい問題集に取りかかりたくなってしまう人のほうが多いでしょう。

そこをこらえて2周目を取り組むことができる良い塾だということです。

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同じ問題を繰り返し解く効果

先日、家に転がっていた幼児教育の本で

「公文経験者と未経験者では応用問題を解く力に差が出た」

と書いてありました。公文式で計算の反復練習を習熟しておくと、応用問題を解くときにそのような習熟をしていない人よりも問題を解きするめられるということです。

詳細はだいぶ読み飛ばしたので覚えていませんが、計算力があると「考えること」により多くエネルギーを割けるので、計算力がない人よりも難しい問題が解けると考えると、まあそうなんだろうなあという印象です。

高校生の数学を教えるときに「解けた問題も間違えた問題も繰り返し解け」ということを教えています。これは一度解けた問題であっても、繰り返し解く過程で脳を使う場所が変わってくるからです。

最初解くときには問題を

1.読解して、

2.計算して、

3.答案を作って

・・・と色々なことに注意を払わなければいけませんが、一度解けたあとだと脳を使う部分がより後半に移っていきます。そうすると同じ問題を解いても1度目にとくのと2度目に解くのとでは、演習から学べることが変わってきます。

問題というミクロな話だけではなく、参考書というマクロな観点からも同じことが言えます。

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