月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

甲子園も美しいが答案も美しいのでは

高岡商業-関東第一の甲子園の試合を少しだけ見ました。7点取っては7点取り返しというすごい試合で、彼らがこれまで何年も練習を続けてきた結果がこの1試合に出されているのだと思うと、美しさのようなものを感じました。ここで点を返したい!という場面で何年もの練習の成果をヒットという形で出すというのは、感動を与えてくれます。

一方、受験というのは野球ほど爽やかさもなければ、美しさという単語とはほど遠い距離にあるもののように一見思えます。しかし本当にそうでしょうか?

甲子園にいくより東大に合格するほうが簡単だとはよく耳にしますが、東大を受験して合格していくような生徒の多くは、小学校のころから勉強を積み重ねています。積み重ねている時間でいえば、甲子園球児も東大合格者も大きい差はなさそうです。

しかも東大入試は1科目100分〜150分を1日2回×2日間の合計4回で行われ、甲子園の試合も1試合180分程度でしょうから、積み重ねてきた時間に対して最終的にジャッジされる時間も結構似ています。

ということは東大受験生が2次試験を受ける尊さは、やはり甲子園の1試合と同じくらいの価値があるのではないでしょうか。だとすると入試を解くその瞬間、そしてその中でも難問と位置づけられる問題を彼らが何年もの努力によって得た頭脳によって解いていく瞬間の姿というのは、テレビには決して映らないけれども実は美しさのある瞬間なのではないでしょうか?

妻が隣で一緒に甲子園を見ながら「泣ける・・・!」と言っていましたが、私はなぜか東大受験生を想い比較していました。

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