月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

かつての疑問

5年前東京から名古屋に転勤してきたときに電車の改札が切符とカードだったことにとても驚きました。たしか東京でSuicaを使い始めてから2年くらい経っていましたから、名古屋で同様のカードが無いとはまさか想像していなかったのです。

名古屋ほどの大都市がなぜ?という疑問があったのですが今日ようやく実感として理解できたのは、久々に電車にのったんですがなんと私切符を買ったのですよ。片道190円のJRの切符です。
塾までは最近は自転車で通勤していまして、普段の買い出しなどはもっぱら車ですから電車にのるのは半年に一度あるかないかの行事になっていました。もちろん昔作ったSuicaが財布にはあるはずですが残額がわかりませんから、いちいち確認するくらいなら切符をかったほうがはやいわけです。愛知県というのは車移動が最適化された土地であることは間違いないでしょう。一番混雑が予想される名古屋駅ロータリーや、栄周辺でさえほぼストレスなく車で移動できます。初めて広小路通りを車で移動したときに、名古屋の中心部でさえこんなに速度が出せるものかと感動しましたね。
中心部でこれなら、そこから離れれば離れるほど車移動がしやすいのはいうまでもありません。有料道路でなくても信号の間隔がとても広いのでほぼ高速道路、みたいな道路がとても多いです。
これだけ車移動がしやすければ電車に乗らないですね。半年に一度、乗るか乗らないかの電車のためにわざわざカードつくったりしないですよ。ニーズがなければ鉄道会社もサービスを作る必要なない、そんな背景を想像したらかつての疑問はスッキリ解決されました。
こうやってふとした瞬間に疑問が解決したりひらめきがあるので、考えることは面白いですね。