月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

英語授業の様子:倒置の解釈

今日も書きます、2本目のブログを。

というのは日本語の倒置表現ですが、英語にも本来の語順と入れ替わった倒置の表現というものがあります。今日扱った例文に出てきたのはこの文章。

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Not onlyで始まったと思えばいきなりhasがくる不思議な形です。一方等位接続詞but以下は、the quality = S, has changed =Vという至って普通の語順。

これはNot only A, but also B. 「AだけでなくBも」という受験生なら基本中の基本の表現が文中の主語にかかり、Notが前に出ると同時につられて動詞が疑問文と同じ語順になったという表現です。

知らなければNot onlyを無理矢理主語に読みたくなってしまいますが、知らなくとも「文の主語は必ず名詞」というルールを知っていれば、the quantityが主語なのではとアタリをつけたいところです。

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「情報量がこれまで増えただけでなく、質もかなり変わってきた」くらいの意味になります。倒置は早い内におさえておいたほうが良いでしょう。こういうのは和訳でも文法問題でもとても問われやすいんです。知らなければ悩んでしまうし、知っていれば一瞬で解釈が出来ます。

手元に文法の辞書みたいな参考書があれば一度「倒置」で調べて、色々なパターンの倒置があることを知っておきましょう。

清須市の大学受験 相伝学舎
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