五条高校の先生が模試や実力テストのデータが入ったUSBメモリを無くしてしまったらしい。
愛知県教育委員会は12日、県立五条高校(愛知県あま市)の男性教諭(59)が、生徒の成績など個人情報が入ったUSBメモリーを紛失したと発表した。閲覧にはパスワードを入力する必要があり、今のところ、悪用されたという報告はないという。
県教委によると、メモリーには3年生350人が受けた校内の実力考査と模擬試験の計9回分の成績が含まれていた。順位や偏差値、志望大学への合格の可能性などが記されていた。
男性教諭は10月中旬、進路指導の資料を自宅で作成するため、校内のパソコンから私物のメモリーにデータを複写した。今月7日、紛失に気づき、校内や自宅を探したが見つからなかった。成績の電子データの持ち出しは一切禁止されているという。
(朝日新聞デジタルより)
まあ学校の先生というのは日中は授業して、夕方は部活を教えてと忙しく、データを自宅に持ち帰るというのはルール上は禁止されていても、実運用上は不可能というのが実際のところです。こんな話は前職で学校に色々セキュリティの提案をするときにくさるほどしました。セキュリティ製品でUSBメモリを使えなくしちゃえばいいんですが、それも不便だったりするんですよね。
県立高校における個人情報の紛失について
http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000088/88522/271112kishahappyou.pdf
この報告資料に9回の試験の内訳がかいてありますが、模試結果って学校にはデータで納品されるんですね。初めて知りました。
やっぱり対策となると、朝テストとして毎朝USBメモリ不携帯身体チェックと、19時までのセキュリティ講義の補習(資料はあらかじめ古文か漢文か英文で前もって全訳予習だ)、そして試験と追試というパターンになるんでしょうか。