今日お問い合わせ頂いたお電話で、「春から新高1なのだが今から大学受験を考えるのは気が早いか」という質問がありました。
私は、来るもの拒まず・去る者追わず・諸行無常というスタンスで居るので、入塾前の面談においても「ぜひうちで勉強やりましょう」とは言わずに、むしろ「やりたければどうぞ、大変ですよ・・・やる気ありますか?・・・」というスタンスでいるのですが、唯一「絶対こうしたほうがよい」と言うことがあります。
それは、「高1の春から勉強したほうが絶対いい」
もちろん、自分自身高2から受験勉強をやり始めてなんとかなったし、1年での逆転ストーリーというのはビリギャルに限らずちらほらあるものです。だから高1や高2の途中から受験勉強したいという人はたいして悲観的になることはないし、可能性は少なからずあるのは間違いありません。
しかし、この手の逆転ストーリーは多数の要素がぴったりうまくいったときのみ成就するのであって、1つの成功例の裏には99のパッとしない例があることを忘れてはいけません。
塾の高1の生徒はめでたいことに全員が各学校で数学1桁位を取るようになりました。今の高2は一番古い生徒でも高2の4月から教えていますが、「高1から勉強はやってました」という生徒はやっぱり学年一桁の順位です。
高1の4月から真剣にやっている生徒と途中から本腰入れている生徒は、プロレスラーとプロレスごっこをする小学生くらい、マッチョ度合いに差があります。
ここで注意したいのは、「本腰いれて勉強する」というのは「学校の宿題をやる」とはまったく違う次元のことだということです。たしかにこの辺の高校の宿題の量はものすごく多いし、それをやり続けるのは相当なエネルギーを要します。しかし、それを毎日やり続けても悲しいかな大して学力はつかないんです。
「正しい大学受験勉強」を、「ただしい分量」やらないと学力はつきません。
「学校の勉強をやれば大丈夫」という先生の言葉は、「学校の勉強をやれば(適当な私大には絶対ひっかかるから)大丈夫」と解釈してください。
適当な私大はどこか?名前かけば受かる大学ですよ!