高校生の英語クラスでは、毎回授業に辞書を持参してもらっていますがそういえば中学生には辞書の有用性を説いていなかったなと思い、英和辞典を購入しました。ごくまれに「この単語の意味がわかりません」という、「あなたの質問の意味が木村には分かりません」と思ってしまうような質問をされることがあり、さすがに単語の意味くらいは自分で調べられるようにならないといけないという問題意識もありました。
中学生クラスは教材費込みの料金にしているので、私が使いたいと思った教材はどんどん買い与えています。辞書はさすがに渡すには高いかなと思ったんですが、調べたら1600円と安価だったので買えました。
ドドン
学研のジュニア・アンカー英和辞典です。
当初の目的は「辞書で調べる習慣をつけてもらう」だったので比較したのは書店にあったクラウン英和辞典と、ジュニアアンカーエッセンシャル版の2つでした。エッセンシャル版は中学3年生に使わすには易しすぎで、クラウンかジュニア・アンカーの2択だったのですが高校生には学研のスーパー・アンカー英和辞典をおすすめしていたので、中学生にも学研にしようと思い、選びました。
英和のほか、英和+和英のセットもありましたが英和で十分でしょう。
さて、買ってみて気づいたのですが、なかなか使いやすい辞書です。たとえば、先日「suchとsuch asの違いは何ですか」という質問を受けたのですが、suchを調べればすぐにわかります。
発音は発音記号に加えて、カタカナでも表記してあります。hostが「ホウスト」と書いてあります。日本人にも読みやすいです。
前置詞のイメージも明快です。
トイレを何と言うか、という実用的な表現もイラストとともに説明されています。
中学生が疑問に思うことが多数説明されているし、かといって難しすぎる事項は書かれていないので高校受験には使いやすいレベルの辞書です。授業でも使うことにしました。