今年は数学の体験授業は短めにして、入塾後のフォローを手厚くやっていまして、教えているなかで思うことがあります。
数学の苦手を一人で克服できる方法は、あるのだろうかということです。
1対1の個別授業で、問題を解かせてみて計算の進まない箇所を見極めて、解説するの繰り返しをすれば苦手の克服は少なくとも私にとっては容易で、あとは生徒が習った範囲を5回以上繰り返し演習してくれれば、問題は解決します。この2年で教えた生徒の様子を見る限り、偏差値は演習回数に比例します。
基本的に数学の苦手は二次関数を死ぬほど演習させれば6割くらい解決で、残り4割は生徒によってことなりますが、教えているうちにポロポロと問題が見えてくることが多いです。最近教えた2名でいうと、3次式の因数分解と整式の割り算です。
こういう計算だけの問題については授業中に演習をさせず、合格る計算IAIIBなどを宿題として利用しながら一つずつ潰してもらうことになります。
仕事柄、合格体験記系の本を読むことが少なくないのですが、数学苦手を独学で克服する手法というのは見たことがないかもしれません。
自分に厳しいタイプなら上記の因数分解や割り算が出来ないなと感じたところで、自分でその手の計算演習をしてみようという気持ちになり、したがって塾での教えなどいらないのかもしれませんが、自分に厳しいタイプは数学が苦手より得意な人のほうが多いことでしょう。
もし、このblogをみて数学を得意にしたいというかたがいれば、上記のとおり二次関数をまずはひたすら教科書&網羅系参考書で演習しまくって、ところどころで出現する自分の苦手ポイントから目を背けずに一つずつ潰していくというスタンスでやってみてください。
塾に通えるかたは是非お問い合わせください、という宣伝ではなくて、まだ入塾の受付は再開していません。高3の生徒たちの今後の私大入試&国立入試のようすが大変きになって、新しい生徒の面倒を見るどころではないからです。