月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

勉強やらなかったら怒る?

塾なので「英語はこの単語帳とこの参考書を一日どれくらいやると出来るようになるよ」とか「数学はこの参考書を○回繰り返すとできるようになるよ」ということを話します。それを伝えて、ちゃんとやる生徒もいればやらない生徒もいます。

教える側としては、生徒の学力が上がる姿が見たいので、あんまりスケジュール通りやらない生徒をみるとやれよ、と思うんですが、それを宿題にして無理矢理やらせるのも違うかなと思います。

スケジュール通りやらないというのは、やる気がないか、やっても学力があがらないと予想しているかそんなところだと思うんですが、そういう場合に無理矢理やらせても参考書を熟読することもなく、ただノートにシャーペンの芯をこすりつけて終わるのが想像できます。そんなことをするなら好きな本でも読んで時間を過ごしてくれたほうがマシです。

同じように「最近何時間勉強してる?」という質問も最近ようやくナンセンスだということに気づきました。だいたい虚偽の申告をするし、虚偽の申告にこちらが喜んで「頑張っているねえ」なんて言おうものなら、次に同じ質問をしたときにまた虚偽の申告をするだけです。勉強時間の粉飾決算問題です。

生徒が勉強しているかどうかはテストの結果でしか判断することができないということにやっと気づきました。

理想的にいえば、全員が高い意欲で勉強に取り組みつづけているというのが望ましいかもしれませんが、人間には波があってしかるべきなので、どんなに意識の高い人間だけ集めても少なからずバラツキはうまれます。ちょっとだれている様子があっても、そういう時期があるからこそ、テンション高くやっていける時期を過ごせるのだと思うくらいがちょうど良いのかもしれません。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp