月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

合格するためにやることなんて決まっている

新しく塾に来る高校生の多くは「受験勉強を本格的にやりたいと思ったけど、実際に何をやれば良いかわからない」という悩みを抱えています。分からないというより、漠然とした不安というのが適切かもしれません。

一方、私からすれば大学受験で合格するためにやることなんて明確に決まっていて悩む余地なんてほとんどありません。

たとえば数学なら青チャートの例題を全て解けるようにすれば、最難関を除いてたいていの大学は受かります。とすれば、あとはチャートを3年の終わりまでに計画的に終わらせるか終わらせないか、やるかやらないかという簡単な命題に帰着できます。学校の進度でチャートの簡単めな問題を解けるようにして、3年になってから難しめの例題に取り組めば間に合います。

名大レベルを目指すとしたら、さらに一対一対応の数学やプラチカあたりの難度の問題集を取り組む必要が出てくるので、チャートは3年の夏休み前くらいまでに終わらせてそれ以降は一対一やプラチカを進めるということになります。そのためには学校の授業の進度通りにチャートを終わらせる必要があるのでだいぶハードになりますが、1年のうちから毎日2時間から3時間を数学に費やせば問題なく進められるのであとはやるかやらないか。簡単な話です。

2年の途中から勉強をやりだす場合にはサボった分が上乗せになりますが一日に6時間とか8時間とかやって挽回すればいいだけの話。精神面、肉体面で普段はかかりますが、そうすれば受かるのだからやればいい。やるか、やらないかです。

でも、こんな簡単なことでさえ知ることなく受験生活を終えていくのが公立高校生のかなしいところ。知っていてもたいしてやらずに自滅するケースだって少なくない。

言い訳は、定期テストで時間がないとか、課題が多いとか、やっても結果がでないとか、色々あるでしょう。どうでもよいノイズに振り回されて、大学受験というチャンスを逃していくのです。その一方で、そういうノイズに振り回されずに中長期的な視点で行動できる人間が合格という形で社会に選別されていきます。

 


清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp