月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

宿題を捨てよう

塾生たちの様子を見ていると、学校から宿題を与えられていることが多いようです。私の高校時代には宿題らしきものなんて3年間通じて1個もなかったような気がするので、高校生になってまで宿題があるなんて大変そうにと思うばかりです(私の高校に宿題が無かった気がするだけなのか、本当はあったけど私が無視していたのかは不明)。

それで宿題ですが、基本的にはやっても意味が無いのでやらないで適当に済ませましょう。意味が無いというのは大学受験勉強という観点で意味が無いということです。

たとえばチャート例題50から70が宿題だとします。その問題は宿題として与えられた瞬間に「消化するもの」になってしまって、どうやって速く終わらせようかという気持ちになります。すると表面的に理解したりあるいは理解しなかったりして、頭を通り過ぎます。

一方で、毎日チャートを解き進めている人が「昨日は例題49まで解き終わったから今日は50を解こう」と考えて例題50に取り組むと、その勉強は問題を解くことで数学をより理解することが目標になります。

「終わらせること」が目標の勉強と「理解すること」が目標の勉強では、価値が違いすぎます。

なので世の中の全ての宿題はシュレッダーにかけて、自分の勉強だけしたら良いです。

とかいうと、宿題を捨てるだけ捨てて自習しない人もいそうですが、まあそういう人は宿題をやってもやらなくても志望校には合格しないので、結局同じことです。

少なくともうちの塾生にはそういう受け身な姿勢の人がいないことを願いします。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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