月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

疑うのはやめましょう

昨日は、

「物質的豊かさよりも心の豊かさ、なわけがない」・・・主張A

という話の締めくくりで

「宿題捨ててチャートやれ」・・・主張B

と書いたんですが、この二つは全く関係していないようで、結構関係があります。

さて、その共通点は何でしょうか?

 

それは・・・

 

どちらも、「みんなが疑っていない常識が、実はウソ」ということです。

主張Aについては、「今時、モノを満たすより心を満たさないとダメだよね」という半ば常識的、教科書的考えを、多くの人は「それもそうだ」と思って受け取ります。小学校で道徳を一生懸命勉強させられた成果といってよいでしょう。でも実際には、心を満たす前にまず物質的に満たされていないと、そもそも心を満たす段階に進みません。カップラーメンを作る前に、まずお湯を沸かさないといけないようなもんです。

主張Bについては、「宿題を全部消化しないと学力がつかない」という常識をみんな持っています。さすがに中学時代は内申点というものがあるので宿題は提出すべきですが、大学入試で1mmも評価されないことに時間を費やすなんて私には理解できません。宿題を終わらせるための1時間と、チャートを解き進める1時間を比べると、後者のほうが学力がつくのだから、宿題を全部消化しないとダメ、という常識は覆されます。

 

主張A, Bと二つの例を挙げましたが、世の中にはみんなが信じ切っているが本当はウソという常識がいくらでもあります。政治家たちは「現金20万円支給!」とか言っていますが、どこにそんな財源があるのか?お店に入るときにアルコール消毒して何の意味があるのか?

・・・などツッコミどころはたくさんあるんですが、やっぱり何も考えずに宿題をやったほうが良いと思います。疑いすぎると世の中とにかく生きづらいです。そして私みたいに、多くの人はアホ、などというあんまり良くない物の見方をするようになってしまいます。疑うのはやめましょう。

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp