月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

いいねの弊害?

数学の授業では「次回はチャート例題110〜115」などと範囲を決めておいて、その範囲の問題演習を行っています。その範囲のことを「宿題」や「予習」と呼ぶ生徒もいますが、自習で解いた証拠をノート提出させたりしないので別に宿題というわけでもないし、私の感覚的には予習というわけでもありません。受験勉強なんてチャートを解き続けるほかないのだから、チャートを解くことなんて呼吸するのと同じくらい当たり前のことで、わざわざ予習というのは大げさすぎます。電車乗るのに切符買うのをわざわざ「乗車準備」と言わないようなものといいますか・・・。

なるべく学力を高めて受験にのぞみたければ指定した範囲を何回も解いて塾に来てもらえればいいし、というか指定した範囲を解くだけでは余裕で時間があまるはずなので、その他の分野も勝手に自習していることを私は想定しています。普段の自習レベルが高ければそれに合わせた演習を用意できるので、塾生には頑張って欲しいです。

本来受験勉強というのは、宿題やテストがあるからやるものではなく、自分の志望校合格のために宿題やテストとは無関係の独立した事象として取り組むものだという認識が普通だと思います。しかし実際には宿題や定期テストがないと勉強できない高校生のほうが多いし、なんなら宿題やテストがあってもやらない人も一定数居るのでしょうけど、そんな適当に人生を進めて納得できるんでしょうか?私には全く気持ちが分かりません。

毎日SNSで「いいね」ばっかり獲得していくと中途半端に満たされちゃって、人生にエネルギーを注ごうっていう気持ちにならないんでしょう。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp