中学校のテストと高校受験というのは勉強の中身自体がそこまで難しくないので、とりあえず野田塾か佐鳴あたりに通って言われたとおりにやっておけば、誰でも成功体験が得られます。志望校に合格するためには、「塾と学校の宿題をやる」というKPI を追いかけておけば良いと言うことです。
KPIというのは目標達成のために何の数字を追い求めたらよいかという指標(Key Performance Indicator)で、たとえば営業職なら受注という目標のためのKPIとして小規模ビジネスなら飛び込み訪問件数を設定するでしょうし、年に数件受注すればよい大規模ビジネスなら一つの顧客会社内のキーマンとの打合せ回数かもしれません。KPIというのは、何を目標にするかによって設定が変わってきます。ちなみに私は自由人なのでKPIは「blogを毎日書く」くらいしか設定してません。
高校受験はKPIがシンプルなのにたいして、大学受験は複雑・・・と思いきやこちらもシンプルで今度は「毎日、自習用問題集を○題解き進める」という設定をすればだいたい上手くいきます。私にはカリスマ性が残念ながら無いなりにも私の言うことを信じて愚直に自習をする生徒がそれでも年間に何人かはいて、だいたいそういう生徒は高1スタートなら誇張抜きで学年で上位数%のところまでは行きます。同級生がのんびり学校の授業を聞いている間にゴリゴリ問題を解いているので当然といえば当然です。
ただ「毎日、自習用問題集を○題解き進める」というKPIを追いかけるようになるには、
・木村の言うことを信用する
・自習時間を確保する
・周りと違う行動を取ることができる
・親の理解がある
・定期テストや宿題に振り回されない
など、ハードルが色々あります。まあこれも一つの考え方なのでハードルというか分岐点に過ぎないという見方もあるんですが、生徒の能力や資質にかかわらず学力を上げる再現性が極めて高いという点に自信をもってますので絶対的な価値観とみなし、ハードルと表現しておきます。