今年の夏休みはどこの高校も短いし、期間はバラバラだしで昨年夏のようにみんなで一斉に勉強するような講習を組む時間がなかったので、もういっそのこと何も無しにして各自の自習にまかせようかと思ったこともありましが、結局希望者だけ家庭教師的な個別指導を実施するというところに落ち着きました。
理系生徒の理科については物理、生物、化学とも選択できるようにしました。理科はよほど得意科目ではな限り完全な独学だと変な方向にいってしまいがちなので、講習を通じて自分のクセを修正して普段の自習の質を上げていってほしいと思います。
昨年と同じ分量を短くなった夏休みで詰め込みます、的な考え方で講習を組む塾などもあるように聞いていますが、それをやると自習する時間がなくなってしまうので当塾には合いません。
普段の授業も同様ですが、いかに自習の質を上げるかという観点でサービスを作っています。自習が大事なら塾いらないのでは、などと思う人もいるかもしれませんがそれは考えが飛躍しすぎ。
高校生はたいていの場合「今のままの勉強で大丈夫だろうか」という不安から塾に来ますが、自習のやり方を30分でレクチャーしたら問題解決かというとそういうわけにはいきません。
こういうやりかたでチャートをやってみてねと伝えたところで、受験の日まで毎週青チャートに取り組み続けるのは定期テストや宿題などの邪魔者が多すぎて一人でできるものではありませ。それが一人でできるようなら、学力で困って塾に来ることもありません。
毎週青チャートに取り組み続けやすいようサポートするのが当塾の授業です。
それに加えて、自習では気づきにくい自分の答案上の欠陥というものがあります。
問題を解いて、答え合わせをして、最後の数字が合っているのでマル、と自習ではやりがちですが、実際には結果オーライというだけで答案の流れが的外れとまではいかなくとも減点対象にはなるだろうというものが少なくありません。
とくに入塾したての人の答案は、答案とは言えない、ただの数字の羅列であることがほとんどです。
そこを突っ込んで矯正していくので、同級生の答案よりはよほど高得点を取れる答案を入試当日は提出できるはず。今年の卒業生は国立の二次で数学を使う生徒が多かったのですがそのあたりを採点者に評価してもらえたのではないかと思っています。