塾の役割の一つとして時間配分の最適化があります。
たとえば入試配点が
英語:数学:理科=200:400:400
の大学を受験するとしたら、勉強時間の配分は
英語:数学:理科=2:4:4
を基準として考えていきます。当たり前じゃないかと思うかもしれませんが、これが案外
国語:英語:数学:理科=2:3:3:2
みたいな意味不明な配分になっていることは珍しいことではありません。
普段塾ではあんまり細かく毎日の自習メニューを提示することはありませんが、合宿のときには志望校の入試科目と配点を元に、一日のメニューを示します。合宿に参加したことが無い人は、また今年の冬にやるので是非参加してみてください。
高校生のよくある時間配分の間違えとして「英語の文法問題をやりすぎ」問題があります。英語は受験生のほぼ全員が使う主要科目なのに、ひたすら文法問題の勉強ばかりして伸び悩む高校生が多いです。
この手の文法問題は高校生が思っているほど読解力に結びつかないので、私はおすすめしません。実際に、理系の生徒には「やらなくていい」とまで断言しています。
こんな問題をやるくらいなら青チャートの数学の問題を1問でも多く解いた方が入試の総合点は高くなるでしょう。