優先順位というものを高校生はあんまり気にしていません。
受験勉強は「志望校の合格最低点を上回る」ことが目標で全ての行動はこの点を意識したものでなければいけません。たとえば
英語:国語:数学=500点:500点:500点
の試験があって、最低点が1000点だとしたとき、
英語500点、国語500点、数学0点をとって合格してもいいし、
英語400点、国語400点、数学200点、という取り方でももちろん良いです。
自分の志望校の配点と、自分の得意科目を考えて、どういう点の取り方をしていくのかは10人10通りの考え方があります。
とはいえ、
英語:国語:数学=500点:100点:400点
という入試なら国語の勉強の優先順位は下がるし、
共通テスト:二次試験=500点:1000点
という入試なら二次試験の科目の勉強が中心になります。
今日から入試まで1200時間勉強するとして、入試科目を考えて50点アップするよりも100点アップするような勉強をするべきです。とすると、全体を考えてやるべきことに優先順位をつけなければいけません。
ですが普通の高校生は宿題ばっかやっていてそんなことは1mmも考えないし、学校の先生に相談しても担当の科目のことしか分からないから、多くの受験生はそんな高級なことを考えずに受験に突入していくわけです。