月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

名大理学部受験時の得点(科目別)公表

私が2021年の2月に名古屋大学理学部を受験したときの二次試験の、科目別の得点です。

二次試験は1450点満点で、私の得点は887点(61.1%)でした。

共通テストと合わせた得点は1586点で、順位は183位です。

この順位は1〜51位が推薦入試合格者なので、正味の順位は132位です。

前期入試の受験者は486人、合格者は228人なので、受験者と比べると上位1/3、合格者のなかでは半分くらいという結果になりました。

 

二次試験の科目別得点を見てみます。二次試験の1450点の配点は、

英語300点
数学500点
国語150点
物理250点
地学250点

で、開示結果を見ると

英語147点
数学90点
国語53点
物理117点
地学145点

となっており、合計しても552点なので、887点に届きません。

何らかの傾斜がかかっているはずなので、色々換算した結果、以下の傾斜にすると数字がぴったり合いました。

理学部の入試配点と、採点をするときの配点(満点)は異なります。

このような傾斜をすると、

となります。

以下、科目別の振り返りをします。

 

英語 220点/300点(74%)

まあこんなもんだと思います。英語の先生なら満点取れるのでは?と思う人もいるかもしれませんが、それなりに緊張する試験で、前の席でずっとバイブ音が鳴りっぱなしという事故の中で集中を切らしながら解いたらミスもあります。

 

数学225点/500点(45%)

大問が4つあって、確率の問題を問題文読み取り間違いにより完全に落としたことを考慮しても予想より全然取れてません。記述答案は気をつけて書いたので、計算ミスでかなり減点されている気がします。この感触からすると、名大志望者にどの程度数学の勉強をさせるべきかは判断が難しいです。

 

物理146点/250点(59%)

問題がかなり難しく、得点率は確実に5割を切る感触(3-4割)でしたが、ふたを開けてみたら6割でした。たぶん、入試問題の見かけの難しさとは反対に、前半の簡単な問題に配点が偏ってます。

 

地学181点/250点(73%)

マーク式と記述式もどちらも7割程度の感触だったので、感触通りの得点でした。地学の受験勉強は0からスタートして5ヶ月で詰め込んだので、勉強1日あたりの入試得点でいえばダントツ一位です(数学がダントツ最下位)。

 

国語113点/150点(76%)

とりあえず解答欄は全て論理的に考えて埋めたので、所々減点があって76%というのはこんなもんでしょうという感覚です。国語は共通テストやセンター試験の現代文で8割程度取れる人なら「なぜか?」「どういうことか?」の対応方法だけ抑えれば、よほど変な点数にはならないと思います。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp