英文法を活かした読解の勉強というのは予備校では当然のように一つの授業になっていますが、高校では存在しません。せいぜい、教科書の英文の訳が与えられる程度だし、4択の文法問題を習う程度です。
たとえば、so...that...やsuch...that...を文法止まりの勉強をするとこんな感じです。
She talks so fast that we cannot take notes.
We walked such a long way that we were tired.
so+形容詞+that(S+V)で「あまりに形容詞なので(S+V)なほどだ」such thatの場合には、such+a+形容詞+名詞の語順で、suchが冠詞の外から形容詞にかかる。
形容詞の部分が抜けたsuch thatという構文もある。
Her shock was such that she nearly fainted.
問題演習
It was ( ) a narrow road that it was difficult for us to pass each.
①so ②too ③on ④such
カッコの後ろはa+形容詞+名詞+that節なので、④のsuchを入れる。
これを積み重ねていけば英文を読む力がいつかは伸びるはずと思っていませんか?伸びませんよ。
such thatやso thatの解釈のポイントは、soやsuchが「そんなに」という意味を持つところにあるんです。構文の形はそこまで重要ではありません。
つまり、「文中でsoやsuchを見かけたら、そのsoやsuchの示す程度がどこにあるのか考えろ!」というのが文法の活かし方です。