月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

気軽に質問できることはメリットではない 1

塾探しをしているときには、不明点を質問できるのか気になる人がいると思います。

私の塾に関して言えば、私は18時〜22時の授業の前後などで質問されれば答えています。授業の間に質問にくる生徒もいます。相談ごとは、授業前のあいた時間か、土日にくる生徒が多いです。個人塾ですので生徒との距離は近いほうだと思います。

しかし、気軽に質問できることが高校生にとって良い環境かというのは別問題です。というか、質問というのは気軽にするものではないです。

気軽に質問して、気軽に答えをgetして理解したことは果たして定着するのか私は疑問です。多少時間がかかっても、自分で手を動かして考えて「ああこういうことか」と納得したほうが印象に残り、記憶にとどまります。何よりそういう疑問の解消をしたときには気持ちよさを感じるほどの楽しさがあります。そもそも勉強というのはそういう知的な活動のことをさすはずです。

もちろんなかには高校生にとっては自分で理解するのが難しいこともありますから、全部が全部自分で解決すべきとはいいませんが、質問しないと分からないことと自分で考えればわかることを比較すると、前者のほうが圧倒的に少ないというのが私の考えです。

なので、授業の前後に質問に答えますと言いましたが、質問にそのまま答える場合と、ヒントだけ与えて答えない場合と状況に応じて判断しています。


清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp