月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

問題が解けても理解しているとは限らない

毎回の授業で新しい問題を6題前後演習するのですが、基本的にはチャートと「同じ」問題を出題するので「解法の意味を理解していないが解けてしまう」という状況がありえます。

 

そのよくある例が↓の(ウ)の絶対値絡みの問題です。

f:id:sodeng:20190426145153p:plain

答えの -ab は正解ではありますが(a>0, b<0が条件)、答案を見たあとで「なんでこうなる?」というのを突っ込んで確認していきます。赤色のおばけみたいな文字は、私が逆方向から書いているのが原因です。

 

 

もう一つ、三角比では絶対マスターしたい「単位円」の考えかたです。

f:id:sodeng:20190426201143p:plain

右下にある60度の直角三角形のあたまに、ダイイングメッセージのような帽子が乗せられていますがたぶんcosθ=-(1/2)を解くときの目印か何かだと思います。一応、答えは120度で合っていますが、こんな解き方をしていたらいつか絶対に間違えるのでちゃんと単位円の考え方を教えました。左側に青色で解いてあるのが教えたあとのcosθ=-(1/2)の答案です。

 

答えが合っていても「コレ何?理由は?」などと詰められる生徒の気持ちなど知ったこっちゃありません。根拠も分からずに解法を覚えてとりあえず定期テストを乗り切るということは当塾(というか私)では価値無しと考えていますし、一般入試の問題を解くときに必要になるちゃんとした学力を得ることのほうが大切に決まっています。

当塾で勉強することにお金を払っている生徒さん達は目先のテストよりも入試のほうを重視しているとこちらで勝手に判断させてもらっていますので、対価として見合うよう学力をつけていきます。ここまで高校生の理解にこだわって教えられる塾は清須にはうちだけしかないでしょう!まあ、そもそも清須に高校生教えてくれるとこほとんどないですけど。桜山のほうはたぶん高校生向けのところもあると思いますが、私のとこが一番だと思います(ぶっちゃけ市場調査をまったくしてないので知らない)。

 


大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp