大学受験は高校3年の冬に受験して、それを逃したら入試のチャンスは1年後という条件がその性質を決定しています。医学部や一部の難関大をのぞけばほとんどは現役か1浪で進路を決めます。
すると高校1年からの時間は3年、長くて4年ですから1日や2日の無駄はよくても1ヶ月や2ヶ月の無駄はしたくない。直前期の1ヶ月があるないで、合格する大学のランクが変わってきます。
数学の参考書は青チャがいいとか黄色で十分とか、プラチカが良いとか入試の核心がいいとか、物理は名問の森がいいとか重要問題集がいいとか、そういうものは長くて4年という時間制約がなければいくらでも時間をかけて試してみて自分のレベルにあうもの、そしてその参考書にぴったりの使い方を探せば良いのですが、時間制約のなかで受験をするとなるとそういう紆余曲折はできる限りなくしたい。難関大志望のライバルたちのなかにはそういう情報をお金を払って買って、ゴリゴリ先に進めている人たちがいるわけです。
大学受験において情報にお金を払うというのは、時間を買うということに通じます。
ひたすら教科書傍用の問題集と週末課題をこなすことで学力をつけるのとは、別の世界があります。