入試問題集のコメントに「奇抜な受験テクニックは必要ない」と書いてありました。受験テクニックというのは何のことを指しているのでしょうか?
国語や英語はいわゆるテクニック的なことをうたう参考書がちらほらありますが、数学において受験テクニックというのはありそうでない気がします。
ロピタルの定理を積極的に使おうという受験生はいないだろうし、積極的につかいなさいという先生もいないでしょう。数列の特性方程式は、意味もわからず使っている人が結構いると思いますが。
私が数学を教えるときには、ひたすら青チャの解法暗記をベースとしていますが、その前にちゃんと定義の暗記や公式の導出を済ませますし、判別式の意味や90±θの公式の意味などは問題をとくごとに確認しています。等比数列の和の公式に至っては、公式を利用せず公式の導出の手順にそって計算させます。
生徒に学力をつけさせようと思ったら、テクニックに走るより、基礎重視にならざるをえません。
参照した画像の4行目以降は、まさにその通りだと思います。