当塾では数学の教材を青チャートに絞っていまして、
当塾で数学を学ぶ=青チャートを全部解けるようにする
と言って差し支えない程度に、ほとんどの問題を授業で扱い解法を理解し覚えていきますが、中には飛ばす問題もあります。
青チャートの問題は、
★☆☆ 解けなきゃ話にならない頻出問題
★★☆ 入試ではなかなか見ないものの、取り組むべき問題
★★★ 入試では見ないし、取り組む必要がない問題
ざっくりとこのような分類を私はしていまして、飛ばす問題は★★★の問題です。
★★★の問題はどの単元にも1-2題はあるんですが、実は★★★だらけの分野というのがあって、それが数学Aの「図形の性質」です。チェバメネラウスとか三角形の五心などを扱う分野です。
この分野で高校生が新しく知っておくべき問題といえば
・チェバの定理
・メネラウスの定理
くらいなもので、外心、垂心、内心・・・などは別にこの分野で取り組まなくてもいくらでも解く機会があるし、接弦定理や方べきの定理などは中学生のうちに取り組んでいるのであらためて言われなくても・・・という感じです。
平面幾何の色々な証明はたしかに面白いし鮮やかに感じるのですが、そこに時間を使うくらいなら二次関数の最大最小や置き換えの問題など、入試の得点に結びつくほうを残念ながら優先します。