沼津市で地学観光をしてきました。
沼津市は伊豆半島の根元にあります。伊豆半島はプレートがぶつかりあったり、沈み込んだりと地学的にはとっても忙しい場所です。プレートがぶつかるところでは地下でマグマが発生し、それが地上で火山になります。
火山からはマグマが噴出してそれが冷え固まると、みなさんがよく知る「火山岩」となり黒っぽいものから玄武岩、安山岩、流紋岩となります。
沼津市にはマグマが冷えて特徴的な形で固まった様子を観察できる露頭があります。
この形は柱状節理と呼ばれています。柱状節理とは、マグマが冷え固まるときに六角形、五角形、四角形などの割れ目を生じることで生まれた岩の様子をいいます。
日本では、兵庫県にある玄武洞が有名です。
玄武洞で京都大学の松山基範先生が過去に地磁気が逆転していた証拠を見つけました。玄武洞はいつか行ってみたいです。
柱状節理といえば、普通は六角柱がずらーっと立っている様子が思い浮かびますが、ここでは横倒しになっています。
柱状節理が形成されたあと、傾斜したのでしょうか。
実はもっとはっきりと柱状節理が観察できるスポットがこの真裏にあるのですがそこにいくルートが立ち入り禁止になっており、いけませんでした。
看板にはコロナがどうのこうの書いてありました。
なんでもかんでもコロナに結びつけて、屋外でも閉鎖するのには閉口します。
塾生諸君には、目に見えないものに必要以上におびえて過剰反応しないよう、しっかり勉強してほしいです。勉強しなくてもテレビみないだけでいいんですけどね。
参考URL
大久保山跡の柱状節理の霊園(沼津市) | 弁護士永野海 法律と防災のページ
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