月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

日本には火山がたくさん

桜島が噴火したというニュースを見ました。

日本には火山がたくさんあります。

火山ができるのはなぜでしょうか?ご存知のとおり東日本には太平洋プレート、西日本にはフィリピン海プレートが沈み込んでいます。その時沈み込んだ岩石には水を含む鉱物がたくさん存在しています。そのような鉱物はある温度圧力を超えると含んでいた水を放出します。

水が放出されると、そこにあったマントルは水という不純物が増えて融点が低下します。マントルが融けるとマグマになり、マグマは周囲の岩石より密度が低いので浮力で浮上します。

浮上したマグマは火山をつくって時に噴火します。

マグマは噴火して火山砕屑物となって堆積して火山砕屑岩をつくったり、地表近くで冷えて火山岩になったり、もっと深いところで冷えて深成岩になったりします。

そのようにして形成された岩石はやがて地表面で風雨にさらされて風化し、川をころがって角がとれて海に着くころには丸くなります。

川から海に流れ出て海の斜面に落ち着いた後、大地震がきて海底混濁流となって深海へと地滑りしていきます。

深海ではそういった堆積物が積み重なって圧密により固結し堆積岩となります。

堆積岩はやがてプレートの沈み込みに引きずられて、地中で高圧・高温状態にさらされることで変成岩になります。

変成岩は岩石が高圧・高温になったあと冷えて固まることで出来ます。もちろん堆積岩以外にも変成岩になることができます。有名なものだと、石灰岩が変成作用を受けたものは大理石と呼ばれます。

石灰岩といえば鍾乳洞です。なぜ岐阜県の山奥に鍾乳洞があるんでしょうか?・・・