就活中の学生に送信したメールタイトルが「大東亜以下」となっていて、学歴フィルターがあるのではないかとyahooニュースになりました。
「ある学歴以下の場合、書類選考を通さない」みたいな露骨なフィルターが本当に存在するかはさておき、エントリーシートを人事担当者が見たときに似たような内容で学歴が異なる場合に良い方だけを通す、くらいのことはいくらでもあるでしょう。ランクの高い大学の採用人数が人事担当の一つの目標になっていることもあります。
学歴フィルターは企業によって程度は異なるかもしれませんが、あるに決まっています。
そもそも高校入試や大学入試だっておもいっきり学力でフィルターかけてます。世の中フィルターだらけです。ある人がどういう人かは外見だけではわからないので、学歴などの情報があるとどういう人かの予想がたつことで少し脳がラクになります。岩石がどのようなものかの判断は、風化した表面の観察だけでは難しいですが、あらかじめ特性として「長石、石英、黒雲母、等粒状組織」と事前情報が与えられていれば割らないでも「たぶん花崗岩、黒ければ閃緑岩」と予想がつきます。
学歴フィルターを通過して大企業あるいは有名企業に入社できると、経済的・社会的にかなり恵まれた環境で、育ちの良い人に囲まれて過ごせるので、貴重な青春時代の時間を勉強に費やす価値は強調しきれないほどあります。
「高校時代勉強しておけばよかった」という人はいくらでもいますが、「高校時代あんなに勉強しなければよかった」という人はいませんよね?