家電量販店にいったらCDコンポが目にとまりました。いや今時音楽をCDで聞く時代でもないのでひょっとしたらCDコンポではなかったかもしれません。
私が中学時代にCD/MDコンポというのが大流行していて、音楽をそこそこ聴く中学生は必ず一台持っていたと思います。借りてきたCDをMDに録音して、音楽を楽しんでいました。
CDコンポのもう一つの役割は、ラジオを聴くことでした。夜22時から始まるオールナイトニッポンスーパーを聴いて、日によっては25時から始まる番組も聴いていました。スマホの無い時代に最も手軽にアクセスできるメディアがラジオでした。
ラジオを部屋で一人で聴いていると、ラジオ番組のパーソナリティと、あるいは同じラジオを聴いているどこかの誰かと繋がっているような気がしたものです。
今はyoutubeやtwitterなどで個人の細分化された興味を簡単に満たすことができるので、わざわざ決まった時間に放送されるラジオを聴くメリットは薄まっています。
マスメディアとの接し方の変化は、個人の考え方に少なからず影響を与えているように思います。今時の高校生は枯渇感や闘争心が私の時代よりも小さいです。言い換えると高校生の時点ですでに満たされているということなので、それ自体は別に良いことだとも悪いことだとも思いません。
ただこういう時代にあって枯渇感や闘争心をもっている高校生はレアなので、そういう気持ちを大切にして勉強に励んでほしいです。